占い
天火同人
てんかどうじん意味
天火同人は、中国の古典『易経』の第13卦で、人々が志を合わせて協力することを表します。占いでは、共通の目的を確かめ、立場の違う人とも協力できる関係を考える卦です。
解説
卦(か)は、切れ目のない線と中央が切れた線を六本重ねた図形です。天火同人は上の三本が天を象徴する乾(けん)、下の三本が火を象徴する離(り)になっています。火が上にある天へ向かう姿に、人の結び付きを重ねるのが伝統的な解釈です。
卦全体に付く文、卦辞(かじ)は、「野」で人と志を合わせることをよしとしています。野は集落の外の広い場所で、身内の利害を越えて人と協力する意味に解釈されてきた言葉です。各線に付く文を爻辞(こうじ)と呼び、下から二本目の爻辞には、一族の中だけで結び付くことへの戒めもあります。
卦辞は、大きな川を渡ることにも利があると説きます。これは、共通の目的のために力を合わせ、困難な仕事に取り組むという占術上の解釈につながる表現です。
象徴を解説する『象伝』(しょうでん)は、物事を種類によって分け、違いを見極めることを勧めています。ここから今の仕事へ応用するなら、仲間の得意分野を確かめ、役割を分担することが考えられます。協力の形を考えるための助言であり、相手との合意や成功が決まったという意味ではありません。実際に一緒に進める時は、目的と各自が引き受けられる範囲を話し合います。