占い
地沢臨
ちたくりん意味
地沢臨は、中国の古典『易経』の第19卦で、人に近づき、教えたり支えたりする姿勢を表します。占いでは、人や物事が育つ時期に、自分がどのように関わるかを考える卦です。
解説
卦(か)は、一本につながった陽の線と中央が切れた陰の線を、六本重ねた図形です。地沢臨では、上の三本が大地を象徴する坤(こん)、下の三本が水のたまる沢を象徴する兌(だ)に当たります。下の二本が陽で、その上の四本は陰です。
この卦を解説する『彖伝』(たんでん)は、下の二本の陽を、強さが少しずつ増す姿と結び付けています。別の注釈『象伝』(しょうでん)が、地と沢の配置から説くのは、人々を教え、養い守る姿勢です。
卦全体に付く卦辞(かじ)には、正しさを守って進む勧めと、「八月」に凶があるという警告が並びます。『彖伝』の説明では、勢いがやがて衰えることへの警告です。この「八月」を、陰陽の移り変わりを示す数として説明する注釈もあります。現在の8月に災難が起こるという予告にはできません。
仕事や人間関係に当てはめるなら、相手に必要な助けを尋ね、教える範囲や相談する機会を一緒に決めます。たとえば、新しい仕事を任せる時に、途中で相談できる日を決めておく方法があります。状況が変われば、役割や支援の方法を見直すことも大切です。