象徴

金箔

きんぱく

意味

金箔は、金または金合金を打ち延ばした極薄のシートです。下地へ接着して光る表面を作る金箔押しに用いられ、絵画、建築、工芸などを少量の金で広く覆えます。

解説

金は薄く延ばせる展性が高く、古代にもごく薄い箔が作られていました。作品では、膠や油性の接着剤など対象に合う下地の上へ箔を置き、磨きや文様付けで光り方を整えます。金泥や金の厚板、水銀を使う鍍金とは材料と工程が異なります。

金箔は表面を覆う薄い層なので、作品の耐久性や価値は金の量だけでは決まりません。下地、接着、技法、保存状態、来歴も評価の対象です。光を広げる性質と希少性から聖性、権威、永続の象徴になりますが、それらは作品内の意味であり、金箔そのものが加護を与えるという事実ではありません。