占星術

ネイタル

ねいたる 別名:Natal

意味

ネイタルは「出生に関する」という意味の形容詞で、占星術では生まれた時点を基準にした配置や関係を示します。図そのものを指す時は、ネイタルチャートという名詞を組み合わせて使います。

解説

英語のnatalは、ラテン語で「生まれる」に関係するnatalisに由来します。占星術ではネイタル天体、ネイタルアスペクト、ネイタルハウスのように、出生時の位置や角度であることを示す修飾語です。「ネイタルチャート」と書く場合は、それらを一枚に表した出生図を指します。

たとえば「ネイタルの金星」は出生時の金星の位置、「トランジットの金星」は調べたい日時に運行している金星です。現在の天体を出生時の基準と比べることで、同じ天体名でもいつの配置を示すのか区別できます。

出生時の天体位置を求めるには、生年月日と出生地を使い、アセンダント、MC、ハウスまで定めるには正確な出生時刻が重要です。記録時刻に幅がある場合は、その範囲で再計算し、変化の小さい天体位置と、大きく動くアングルやハウスを分けます。分からない時刻へ推定値を入れた場合、その部分は仮定として明記します。

出生時の座標は計算で求められますが、そこへ性格、経験、時期の意味を重ねる部分は占術上の解釈です。実際に読む際は、どの記録から出生時刻を得たか、時刻帯や夏時間をどう換算したかを残すと、後から同じ条件で計算し直せます。