象徴
発酵
はっこう意味
発酵は、狭義には細胞が酸素を使わずに有機物を分解し、エネルギーを得る代謝です。微生物工学では、細胞を培養して食品や薬、酵素などを作る工程も広く発酵と呼びます。
解説
酵母が糖からエタノールや二酸化炭素を生じる酒造・製パンは、身近な例です。17世紀初頭のジャン・ベガンの教本には、発酵を経たバラなどから香りのある水を取り出す処方があります。当時のfermentationは微生物の代謝機構が解明される前の実践語で、この処方では香りを取り出す前処理を指しています。
見えにくい働きが時間をかけて香りや膨らみを生む過程から、日々の作業を積み重ね、成果が現れるまで条件を整える象徴へ広げられます。これは発酵食品の変化から導く現代の読みです。古い調製物は、記録と保存状態を調べる歴史資料です。培養や飲用には、現代の衛生管理と成分検査を満たした材料を使います。