占い
支援者のセルフケア
しえんしゃのせるふけあ 別名:helper self-care・practitioner self-care・占い手のセルフケア意味
支援者のセルフケアとは、相談に関わる人が、自分の疲労、感情反応、集中力、生活の状態を見直し、休息、業務量、相談先、境界を調整する実践です。個人の休養に加え、予約の組み方や支援を求める手順など、仕事の条件も対象になります。
解説
英国カウンセリング・心理療法協会の倫理枠組みは、支援者が身体と心理の健康を保ち、必要に応じて専門的な支援を求め、仕事と生活の均衡を取る責任を示しています。米国心理学会の倫理規程も、個人的な問題が職務を妨げる可能性に気付いた時、助言や援助を得て、業務の制限・中断・終了を検討するよう定めています。どちらも資格職向けの規程です。占い手への直接的な適用範囲はなく、判断力を保つための参照枠として用います。
実践は、兆候を決めて定期的に見直すところから始まります。睡眠の乱れ、いら立ち、感情の鈍さ、集中の途切れ、相談を急いで終えたくなる感覚などが続く時は、休憩を入れ、予約数や連続枠を減らし、同僚や専門家へ相談します。体調や判断力への影響が大きければ、日程変更や休業も選択肢です。世界保健機関はバーンアウトを、管理されていない慢性的な職場ストレスから生じる職業上の現象と位置付けています。そのため、本人の休み方とともに、長時間労働、裁量、支援体制など仕事側の条件も見直します。
占いでは、同じ相談者から短時間に再鑑定を重ねて求められる場面や、喪失、自傷、虐待など強い感情を伴う話題が負担になり得ます。開始前に自分の集中状態を確かめ、提供できる範囲を越える時は休止、返金、日程変更、適切な窓口の案内を選びます。振り返りを同僚や指導者と行う場合は、相談者を特定できる情報を外し、守秘と同意の条件を守ることが前提です。相談者へ自分の心の支えを求める関係へ傾いていないかも見直します。
カウンセラーの自己一致は、面接中の自分の反応に気付き、言葉と態度をそろえる関係上の状態です。スーパービジョンは、指導者と事例、倫理、技法、支援者の反応を検討する仕組みを指します。境界設定は、時間、連絡、料金、役割など相談関係の条件を定めることです。支援者のセルフケアは、これらを利用しながら、自分の健康と業務条件を継続的に見直し、必要な行動へ移す実践に焦点があります。