哲学・心理
境界設定
きょうかいせってい 別名:professional boundaries・相談関係の境界意味
境界設定は、相談者と支援者の関係について、仕事として引き受ける範囲と私的な関係を区別することです。相談の内容、時間、連絡方法、料金、個人情報、身体的な接触などの条件をあらかじめ決めます。双方が役割を理解できるため、安心してサービスを利用する土台になります。
解説
英国カウンセリング・心理療法協会は、境界を、越えた場合に利用者へ害を与えたり、職業上の基準や倫理に反したりする可能性がある関係上の限界と説明しています。具体的な境界の基準になるのは、相談の目的と利用者の利益です。また、支援者が友人、取引相手、家族など別の役割も持つ多重関係は、利益相反や力関係の偏りを生む可能性があります。
占いサービスでは、鑑定時間、連絡を受ける時間帯、追加質問の範囲、料金、キャンセル条件、個人情報の保存方法を開始前に示します。個人用のSNSで交流するか、贈り物を受け取るか、鑑定後に私的な相談へ応じるかについても方針が必要です。条件が書かれていれば、相談者は何を依頼できるかを判断しやすくなります。
やむを得ず通常の条件を変える時は、理由、期間、影響を相談者へ説明し、合意した内容を記録します。関係が続くうちに負担や違和感が生じた場合も、連絡頻度や役割を改めて話し合います。ここで参照した倫理規程はカウンセリング職を対象としたもので、占い師へ直接適用される法令ではありません。占いサービスでは、地域の法令と契約条件も別に確かめる必要があります。