神話
クレイオス
くれいおす意味
クレイオスは、ギリシャ神話の天空神ウラノスと大地の女神ガイアの子で、ティタンと呼ばれる古い世代の神々の一柱です。息子のアストライオスを通じて、星々や風の神々へ続く家系につながります。
解説
神々の誕生と家族関係を語る詩『神統記』では、クレイオスはクロノスらと同じ世代に置かれます。妻は、海を人格化した神ポントスの娘エウリュビアです。二人の間には、アストライオス、パラス、ペルセスという三人の息子が生まれます。後代の神話集『ビブリオテーケー』も、この親子関係を伝えています。
星や風とのつながりは、次の世代をたどると分かります。アストライオスは、夜明けを表す女神エオスと結ばれ、西風・北風・南風の神々をもうけました。『神統記』は続けて、明けの明星を人格化した神と、天を飾る星々の誕生を語ります。クレイオスは、これらの神々から見ると祖父に当たるのです。
この二つの作品からたどれるクレイオスの役割は、主に家系の中の位置です。星座の支配者といった肩書きを読む際には、それを記す出典の確認が必要になります。星々の祖先という親子関係と、特定の星座を司る役目とは、それぞれ別に根拠を確かめる事柄です。まず息子、次に孫の順で家系を追うと、アストライオスや、風の神々の総称であるアネモイとの関係を整理できます。