占い
水雷屯
すいらいちゅん意味
水雷屯は、中国の古典『易経』にある第3卦で、物事が始まる時の困難を表します。占いでは、始めたばかりの仕事や計画について、必要な準備や協力者を考える卦です。
解説
易の六十四卦は、切れ目のない線と中央が切れた線を六本ずつ組み合わせた図形です。水雷屯では上の三本が水を象徴する坎(かん)、下の三本が雷を象徴する震(しん)になっています。
伝統的な解釈では、坎は危うさ、震は動きの象徴です。両者の組合せから、困難の中で物事を始めようとする意味が生まれます。卦の象徴を解説する『象伝』(しょうでん)は、上の坎を雲として表し、雲と雷の姿から、混乱した物事を整理して治めることを勧めています。
卦全体に付く文が、卦辞(かじ)です。水雷屯の卦辞は前進を慎むとともに、領地を治める諸侯を立てることに利があると説きます。これを協力者や役割分担に結び付けるのは、統治の担い手を定めるという政治的な表現を、今の暮らしへ置き換えた解釈です。
新しい仕事の相談なら、担当が決まっていない作業や、助けを頼める相手を整理する例が考えられます。実際に着手するかどうかは、準備の進み具合や期限、協力を得られる見込みと合わせて判断します。