占い
水天需
すいてんじゅ意味
水天需は、中国の古典『易経』の第5卦で、危険を前に、進む時機を待つことを表します。占いでは、待っている間に準備を整え、着手できる条件を考える卦です。
解説
卦(か)は、切れ目のない線と中央が切れた線を六本重ねた図形です。水天需は上の三本が水を象徴する坎(かん)、下の三本が天を象徴する乾(けん)になっています。乾の強さをもつ人が坎の危険を前に待つ、というのが伝統的な解釈です。
卦の象徴を解説する『象伝』(しょうでん)は、上の坎を雲に見立て、天に上る雲の姿を示しています。後世の注釈によれば、これは雲が雨を降らせる時を待つ姿です。『象伝』には飲食を楽しむ勧めもあり、今の暮らしなら、待機中に食事や休息をとって力を養う助言につながります。
卦全体に付く文、卦辞(かじ)は、誠実さと正しさを保つことを吉とし、大きな川を渡ることにも利があると説きます。待つことと、その先で困難に取り組むことが一つの卦に含まれているのです。
仕事の返事を待つ場面なら、先に用意できる資料をまとめ、返答を待つ期限を決めるという応用が考えられます。これは古典の象徴を今の相談へ結び付けた解釈です。進めるかどうかは、相手の返答や実際の準備状況と照らして判断します。