占い
地山謙
ちざんけん意味
地山謙は、中国の古典『易経』の第15卦で、能力や功績があっても謙虚さを保つことを表します。占いでは、自分と周囲の役割を見直し、余っているものを足りない所へ回す姿勢を考える卦です。
解説
卦(か)は、切れ目のない線と中央が切れた線を六本重ねた図形です。地山謙は上の三本が地を象徴する坤(こん)、下の三本が山を象徴する艮(ごん)になっています。象徴を解説する『象伝』(しょうでん)は、この組み合わせを地の中に山がある姿にたとえます。高い山が地の内に収まる姿に、実力を内に保つ謙虚さを重ねた象徴表現です。
この象伝は、多い所から減らし、少ない所へ補うことで、物事に応じた公平な配分を勧めています。「謙」は、控えめな態度とともに、配分の偏りを正す姿勢にも結び付く言葉です。
卦全体に付く卦辞(かじ)は、謙虚な人が物事を最後まで成し遂げることをよしとしています。各線に付く爻辞(こうじ)のうち、下から三本目も、功績を上げた人が謙虚さを保つ姿を吉とする文です。ここでの吉は占術上の評価であり、現実の成功を保証するものではありません。
日々の仕事に重ねるなら、自分の成果と周囲の貢献を確かめ、必要な所へ人手や時間を配分することが考えられます。一方で、自分が引き受けられる仕事量も大切です。負担が集中している時は、その事情を伝え、分担を話し合います。