占い

山地剥

さんちはく

意味

山地剥は、中国の古典『易経』の第23卦で、支えが下から削られ、安定が損なわれる過程を象徴します。占いでは、計画を広げる前に、人手や時間など、今の生活や仕事を支える条件を立て直す場面に結び付く卦です。

解説

卦(か)は、六本の線を重ねた図形です。山地剥では最上段だけが切れ目のない陽の線で、下の五本は中央が切れた陰の線になっています。上の三本は山を表す艮(ごん)、下の三本は地を表す坤(こん)です。伝統的には、陰が下から増えて陽を削っていく姿として解釈されてきました。

卦全体に付く卦辞(かじ)は、積極的に進むことを控えるよう促しています。各線の文である爻辞(こうじ)に描かれるのは、寝台が脚から枠へと傷み、寝ている人の肌にまで危険が迫る様子です。身を支える場所が下から失われる、という比喩になっています。

最上段の爻辞には、食べられていない大きな果実が登場します。削られても残るものがある、という別の見方を示す像です。卦の図形を解説する『象伝』(しょうでん)は、山を地面が支える姿から、下を厚くして住まいを安定させることを説いています。

現代の仕事へ応用するなら、予定が崩れている原因を確かめ、続けるために必要な人手や時間を確保します。たとえば、作業が一人に集中している場合は、分担や締切の見直しが対処法の一つです。事故や損失が実際に起こるという予告は、この図形から確かめられる事実ではありません。