占い

山天大畜

さんてんたいちく

意味

山天大畜は、中国の古典『易経』の第26卦で、強い力を抑えて蓄え、学びや訓練を通じて養うことを象徴します。占いでは、知識や経験を積み、身に付けた力を仕事や活動へ生かす準備に結び付く卦です。

解説

卦(か)は、六本の線を重ねた図形です。山天大畜では、切れ目のない陽の線と中央が切れた陰の線が、下から陽・陽・陽・陰・陰・陽と並びます。下の三本は天を表す乾(けん)、上の三本は山を表す艮(ごん)で、「山天」はこの組み合わせを示す名です。

卦の図形を解説する『象伝』(しょうでん)は、山の内に天を収める姿を、大きな蓄積に見立てています。その意味を人の学びへ広げ、昔の人の言葉や行いを多く覚えて、徳を養うことを説きます。ここでいう徳は、人としてのよい資質や品性のことです。

各線に付く文を爻辞(こうじ)と呼びます。最下段の文は危険を前に止まることを勧め、下から三番目の文は馬車の操縦や防御の訓練に触れています。一番上の文に描かれるのは、天に道が開けて進める場面です。同じ卦でも、参照する線によって停止と前進の重点が変わります。

発表を控えている時に、過去の事例を調べ、質問への答えを練習するのは、この卦の現代的な応用です。調べた内容を自分の言葉で説明できるか試すことで、学んだことを本番に生かせます。実行の時期は、練習の仕上がりと実際の日程をもとに判断します。