占い
陽遁
ようとん意味
陽遁は、日家九星や時家九星を一白、二黒、三碧のように数の増える順で巡らせる配列法です。近代の九星術書には冬至に近い甲子の日から始める方式があり、夏至側から数を減らす陰遁と対になります。
解説
日家九星は日ごと、時家九星は一日を十二支で分けた時刻ごとに九星を配る仕組みです。1935年の『九星暦術一代運気活断口伝書』では、冬至に近い甲子の日に陽遁を始め、その日の子の刻を一白、丑の刻を二黒、寅の刻を三碧として順に進めます。甲子は、十干と十二支を組み合わせた六十干支の最初の組です。
天文暦の冬至は、太陽黄経が270度になる瞬間を指します。一方、九星術の陽遁は、その冬至に近い甲子日を起点にする方式や、暦とのずれを調整する置閏法などを含む計算規則です。したがって、盤を再現するには、対象日時に加えて使用した暦、起点の選び方、調整法を記録します。
陽遁を季節の陽気が増す時期と説明するのは、陰陽の循環を用いた術数上の考え方です。数が増える順序が示すのは、九星を配置する向きです。相談では、まず陽遁か陰遁か、どの日盤・時盤を使ったかを確かめ、現実の運勢については盤全体から導く占術上の解釈として分けます。