象徴
水銀
すいぎん意味
水銀は、元素記号Hg、原子番号80の銀色の金属元素で、常温では液体です。辰砂などの鉱石から得られ、温度計や気圧計、電気機器、金の採取に使われた歴史がありますが、毒性と環境汚染のため多くの用途で代替と廃止が進んでいます。
解説
金属水銀はこぼれると球状の滴に分かれ、金・銀・錫などとはアマルガムと呼ばれる合金を作ります。赤い辰砂と朱は硫化水銀、魚介類の健康情報で問題になるメチル水銀は有機水銀化合物です。元素名が同じでも、金属、無機化合物、有機化合物では、用途、環境中の動き、主な曝露経路が変わります。
七天体と七金属の歴史的対応では、水星と水銀に同じ記号が用いられました。液体のまま形を変え、他の金属と混ざる性質から、錬金術では移動、媒介、変成の象徴へ広がります。錬金術書の「哲学的水銀」は、金属水銀より広い原理や調製物を指す場合があり、文脈ごとの判別が必要です。実物がこぼれた時は人を離し、地域の保健・消防機関へ回収方法を問い合わせます。EPAは、掃除機やほうきが滴と蒸気を広げると警告しています。