象徴
ウロボロス
うろぼろす 別名:Ouroboros・Uroboros意味
ウロボロスは、蛇または竜が自分の尾を口にくわえ、輪をつくる図像です。閉じた輪から永続や循環を読むことがありますが、意味は描かれた時代や周囲の表現によって異なります。
解説
図像として確かめられるのは、蛇の頭と尾が接し、胴が囲いをつくる構図です。大英博物館は、尾をくわえて円を成す蛇を永続の象徴として解説しています。たとえば、同館所蔵の後期ローマ期の魔術的な宝石には、子宮、鍵、神々を囲むウロボロスが描かれています。蛇の輪の内側にそれらの主題を置く構成です。
同じ博物館の16世紀の指輪には、尾をくわえた蛇が五芒星を囲む意匠があります。後期ローマ期の宝石と比べると、内側に置かれる主題が異なります。意味を読む時には、制作時期、媒体、内側や周囲の図形・文字を合わせて見ることが出発点です。
占いでこの形を目にした場合は、反復する行動、終わったことを再開する動き、ひと区切りを付けて次へ移る過程を考えるきっかけにできます。この読み方は、現在の占いで象徴を使うための解釈です。カード全体の場面、問いの範囲、現実に確かめられる条件と合わせて読むと、循環という言葉を具体的な状況へ結び付けられます。