占星術
ロット・オブ・スピリット
ろっとおぶすぴりっと 別名:Part of Spirit・Lot of Spirit・Lot of Daimon・Pars Daimonis意味
ロット・オブ・スピリットは、出生図のアセンダント、太陽、月の黄経から算出する占星術上の点です。三つの位置を組み合わせて得る計算点で、ヘレニズム占星術では意志、目的、本人が起こす行動を考えるために、ロット・オブ・フォーチュンと対で使われます。
解説
古代の名称はロット・オブ・ダイモーンです。ここでいうダイモーンは、人に関わる神的な力を指し、現代語の「悪魔」より広い意味を持ちます。ロットは、二つの天体間の角度を測り、その距離をアセンダントから黄道上へ移した計算点です。実在する天体や観測できる物体とは区別します。
ウェッティウス・ウァレンスの式では、昼の出生図は「アセンダント+太陽-月」、夜の出生図は「アセンダント+月-太陽」で求めます。出生図で太陽が地平線より上にあれば昼図、下にあれば夜図です。昼夜の判定には、太陽と地平線の位置関係を用います。時計の時刻は太陽の位置を計算する入力値です。各位置を牡羊座0度から360度未満の黄経へ直して計算し、結果が範囲を外れたら360度を足すか引いて黄道上へ戻します。
同じ方式のロット・オブ・フォーチュンは、昼に「アセンダント+月-太陽」、夜に「アセンダント+太陽-月」を使うため、二つの式は互いに逆向きです。フォーチュンは身体や生活上の状況、スピリットは心の方向や意図的な行動へ重点を置くという対比が伝えられています。ただし、フォーチュンの式を夜も反転させない方式があり、ソフトウェアの設定によって計算結果が異なる場合があります。
解釈では、算出したサインとハウスに加え、そのサインの支配星の位置と関係天体を判断材料にします。ウァレンスも、ロットの場所と支配星を調べる手順を記しました。意志や職業の検討には出生図のほかの要素も必要です。使用した昼夜判定、式、ハウス方式を記録すると、同じ条件で計算と解釈をたどれます。