占星術
ルーラー
るーらー 別名:Ruler意味
ルーラーは、占星術でサインに割り当てられ、そのサインを統括するとみなす天体です。この対応を基に、ハウスやホロスコープ全体を読むときにも使います。ここでいう「支配」は占術上の対応を表す用語で、物理的な作用とは区別します。
解説
伝統的な七天体の配置では、太陽が獅子座、月が蟹座を支配します。水星は双子座と乙女座、金星は牡牛座と天秤座、火星は牡羊座と蠍座、木星は射手座と魚座、土星は山羊座と水瓶座のルーラーです。プトレマイオスの『テトラビブロス』は、太陽と月の両側へ残りの天体を対称的に並べて、この配置を説明しています。
近代以降の占星術では、天王星を水瓶座、海王星を魚座、冥王星を蠍座のルーラーまたは副ルーラーとする流派があります。これは古代の七天体の配置に後から加わった方式です。例えば蠍座を読む場合に、伝統式なら火星、現代式なら冥王星も参照するという違いが生じます。読解を比べるときは、どの方式を使ったかを先にそろえます。
ハウスルーラーは、そのハウスの入口に当たるカスプのサインから求めます。例えば、第7ハウスのカスプが牡牛座なら、そのルーラーは金星です。次に金星のサイン、ハウス、他の天体とのアスペクトを追います。カスプの位置は出生時刻やハウスシステムで変わるため、「第1ハウスは常に牡羊座と火星」のようにハウス番号へサインと天体を固定する読みとは区別が必要です。
チャートルーラーは、アセンダントのサインを支配する天体を指します。例えばアセンダントが乙女座なら、チャートルーラーは水星です。「ルーラー」と「支配星」は同じ核心概念を表しますが、文脈によってサイン、ハウス、ホロスコープ全体のどれを指すかが変わります。対象を明示して読むと、言葉だけが先行するのを防げます。