占星術
ドラゴンテイル
どらごんている 別名:South Node・Descending Node・Dragon's Tail・サウスノード・降交点意味
ドラゴンテイルは、月が黄道を北側から南側へ横切る降交点です。月の軌道から計算する実体のない位置で、黄道上ではドラゴンヘッドの正反対にあります。
解説
地球から見た月の軌道面は、太陽の通り道である黄道面に対して平均約5.1度傾いています。二つの面が交わる場所は二点あり、月が南から北へ進む側がドラゴンヘッド、北から南へ進む側がドラゴンテイルです。交点は、軌道面の交わる方向を示す計算上の位置です。出生図では、月軌道の細かな変動をならした平均ノードと、その時々の揺れを反映する真ノードのどちらを使うかで度数に差が生じます。
二つの交点は黄道上を平均して西向きに移動し、恒星を基準にした一周の周期は約18.6年です。新月がどちらかの交点付近に来ると日食、満月なら月食が起こり得ます。食の種類と成立は、交点の位置に加えて、太陽・地球・月の並び方と月の緯度から決まります。
中世以降の西洋占星術では、ドラゴンテイルを減少や弱まりと結び付ける伝統があります。17世紀のウィリアム・リリーは、古い説が善星への悪影響と悪星への良い働きを語る一方、自分にはその理由が分からないと記しました。現代の心理的な占星術には、過去、身に付いた能力、慣れた行動を示すという解釈があります。減少、過去、手放しは、交点へ各時代と流派が重ねた占術上の意味です。
出生図では、ドラゴンテイルとドラゴンヘッドを一つの軸として捉えます。現代的な読み方の一例では、ドラゴンテイルのサインが慣れやすい方法、ハウスがその方法を使いやすい生活領域を示します。近くに天体があれば、その天体が表す機能との結び付きも検討の対象です。慣れた能力は、反対側の課題へ生かせる場合もあります。使用した平均ノードまたは真ノード、サイン、ハウス、近くの天体を記録すると、流派の違いを含めて読み直せます。