石
モンモリロナイト
もんもりろないと 別名:Montmorillonite・モンモリロン石意味
モンモリロナイトは、主にナトリウムやカルシウムを含むスメクタイト群の粘土鉱物です。薄い結晶層の間に水分子やイオンが入り、成分と周囲の条件によって膨潤の程度が変わります。火山灰が変質してできるベントナイトに多く含まれ、掘削泥水、鋳物砂の結合材、遮水材などで利用されます。
解説
モンモリロナイトは、層状に重なるケイ酸塩鉱物であるスメクタイト群の一種です。代表的な化学式は(Na,Ca)0.3(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2Oと表されます。式中のナトリウム、カルシウム、アルミニウム、マグネシウムの割合と、層の間に入る水の量には幅があります。そのため、標本ごとに化学組成や水を取り込んだときの変化が同じになるとは限りません。
結晶は非常に細かな鱗片や板状の粒が集まった姿で見つかり、白、淡い桃色、黄、赤、緑などを示します。見た目だけでは、同じスメクタイト群の鉱物を区別できません。鉱物種を定めるときには、加熱や処理の前後でX線回折の模様を比べ、層の間隔がどう変わるかを調べます。
火山灰や凝灰岩が変質してできるベントナイトには、モンモリロナイトを含むスメクタイト群の鉱物が多く含まれます。ベントナイトという名は、モンモリロナイトそのものを指す鉱物名ではありません。スメクタイト群の粘土鉱物を主成分とする材料で、含まれる鉱物の組み合わせによって性質が変わります。水を加えると膨らんだり、イオンを表面や層の間に保持したりする性質は、掘削泥水、鋳物砂の結合材、鉄鉱石ペレットの結合材、遮水層などに利用されます。
占いで、水を取り込んで層の間隔が変わる性質を、状況に応じて考える余地をつくる比喩にする場合があります。この読みは粘土の構造と水への反応を人の判断に重ねたものです。モンモリロナイトが不要な物質を体内から除いたり、健康状態を変えたりするという科学的根拠を示すものではありません。