象徴

逆光

ぎゃっこう

意味

逆光は、見る人やカメラに対して、対象の向こう側から光が当たる状態です。手前側が影になったり、縁が明るく浮かんだりし、対象の形と細部の見え方が変わります。

解説

たとえば、明るい窓を背にして立つ人を室内から撮ると、窓の明るさに合わせた写真では顔が暗く写ります。背景との明暗差が大きいと、顔や服の細部が失われ、外形を中心に捉えるシルエットになります。逆光は、何が見えて何が見えにくいかを変える光の配置なのです。

顔の明るさには、手前側へ届く光も関係します。壁などで反射した光や、撮影時に加えるフラッシュが顔を照らせば、逆光でも表情を写せます。同じ方向から光が差していても、周囲の明るさや撮影時の設定によって、写真の印象は変わるのです。

木の葉を光にかざす場面では、葉を通り抜ける「透過光」によって、葉の内部が明るく見えることがあります。羽毛の縁が光って見えるのも、逆光で生じる効果の一つです。対象が光を遮るか、通すかによって、暗い形が際立つ場合と、細い部分が輝く場合が生まれます。

タロットの絵でも、人物の背後にある太陽や、明るい背景と暗い顔の組み合わせは、光の配置を考える材料になります。そこから「相手の様子がつかみにくい」と感じるのは、見る人による解釈です。顔が暗いという描写だけで秘密や敵意を断定することはできません。人物の動作や周囲の場面を合わせることで、絵から分かることと、自分が連想したことを分けられます。