占星術

シナストリー

しなすとりー 別名:Synastry・シナストリ・相性図・比較占星術

意味

シナストリーは、二つ以上の出生図を比較し、一方の天体やアングルが他方と作るアスペクトを調べる占星術技法です。恋愛のほか、家族、友人、同僚などの関係を考える材料に使われます。

解説

作成時は、二人分の天体位置を別々に保ったまま、一枚の二重円へ重ねるか、二枚の出生図を並べます。そこで調べるのが、一方の太陽と他方の月の角度のような相互アスペクトと、一方の天体が他方のどのハウスへ入るかという配置です。二人の同じ天体同士から中間度数を計算して第三の図を作るコンポジットチャートとは、計算方法が異なります。

出生図同士を比べる発想は古く、2世紀のプトレマイオスは、結婚や友人関係を論じる際に二人の出生図の太陽、月、ホロスコープなどを比較しました。現在のシナストリーは、比較する天体や感受点、関係の種類をさらに広げています。古代の判断法と現代の心理的な読み方を区別し、採用する技法とオーブを先に決めます。

占星術では、調和的と呼ばれるアスペクトが協力しやすい接点を示すという解釈があります。緊張を伴うアスペクトは、違いが表面化しやすい接点という位置づけです。どちらも関係の接点や違いを整理するための象徴で、用途はそこに限られます。同じ二天体の組でも、どちらの天体がどの役割を担うかで受け取り方が変わるため、双方の出生図と実際の関係を行き来する確認が必要です。

出生時刻が不明な場合、アセンダント、MC、ハウスは未確定です。この条件では「時刻不明」と記し、確認対象を天体同士の角度へ絞ります。相談で実際の関係と照らし合わせる対象は、連絡の頻度、期待している役割、金銭や時間の分担、断りたい条件などです。交際、結婚、別離、契約の最終判断は、本人同士の合意と現実の条件に基づきます。