占星術

コンポジットチャート

こんぽじっとちゃーと 別名:Composite Chart

意味

コンポジットチャートは、二人の出生図で同じ天体同士の黄道上の中間度数を求め、第三の図にまとめる関係占星術の技法です。二人を別々に比較するシナストリーと違い、関係を一つの単位として検討します。

解説

作成時は、一人目の太陽と二人目の太陽、一人目の月と二人目の月というように、同じ要素を組にして短い弧側の中間度数を求めます。たとえば双方の太陽が牡羊座10度と牡牛座10度なら、中間に当たる牡羊座25度がコンポジットの太陽です。同じ計算を各天体や感受点に行い、一枚のチャートへ配置します。

コンポジットチャートは、特定の日時と場所に対応しない抽象的な図であり、天体観測の記録ではありません。各度数は、二つの出生図から導いた数学的な配置です。そのため、現実の空では成立しない太陽と水星の距離が計算上生じる場合もあります。出生図を重ねて相互のアスペクトを見るシナストリーは、二人の間にできる配置を比較する別の技法です。

現在広く使われる方式は、ジョン・タウンリーが1973年の著書で紹介し、普及させた近代的な技法です。占星術では、各天体のサイン、ハウス、アスペクトを根拠に、関係の目的、協力しやすい領域、衝突しやすい条件を整理します。ただし、一方の気持ちや性格をこの図だけで決めることはできません。アセンダントやハウスも検討する場合は、二人分の出生時刻と採用した計算法を確かめる必要があります。