タロット
ワンドのエース
わんどのえーす 別名:Ace of Wands・ワンドA・杖のエース意味
ワンドのエースは、小アルカナのワンドで「1」に当たる数札です。ウェイト=スミス版では若葉のついた杖を手が握り、占いでは創作や計画へ着手する最初の意欲に結び付けます。
解説
ワンドのエースは、杖を印とするスートの最初の札です。現在広く使われるウェイト=スミス版は20世紀初頭に刊行され、それ以前のタロットや別系統のデッキにもワンドのエースに当たる札があります。スートと数が共通していても絵柄はデッキごとに変わるため、図像は実際に使う一組で確かめます。
ウェイト=スミス版には、灰色の雲から現れた白い手と、手がまっすぐ掲げる一本の杖が描かれています。杖の枝には若葉がつき、周囲を葉が舞う一方、下方には水辺、木々、丘、遠くの建物が見えます。ここまでは画像から確かめられる事実であり、若葉を成長、直立する杖を意志と読む段階から占術上の解釈です。
ウェイトは正位置に創造、発明、事業、始まり、出発点などを挙げました。黄金の夜明け団系の『Book T』は、ワンドのエースを「火の力の根」とし、力、勢い、活力、エネルギーへ結び付けています。後世の占術で創作意欲や新企画の着手と読む背景には、この二つの系統があります。カードが表すのは動き始める力であり、完成や成功には、その後の計画と実行が必要です。
相談では、始めたいこと、最初に終える作業、着手日、使える時間を分けて書くと、意欲を行動へ移しやすくなります。逆位置についてウェイトは失速や喜びの曇りなどの厳しい語も記しました。現在の相談では予言として固定する読み方を避け、目的が定まっているか、準備が足りているか、続ける体力が残っているかを点検し、試せる最小の一歩を選びます。