タロット
ワンド
わんど 別名:Wands・Staves・Rods・Batons意味
ワンドは、標準的な78枚構成のタロットで、小アルカナを形づくる四つのスートの一つです。棒や杖を印とし、エースから10までの数札と四枚の人物札で構成されます。行動や創作、火との結び付きは、図像をもとに発展した占術上の解釈です。
解説
タロットが生まれたイタリアでは、棒を表すスートが使われました。英語圏での呼び名は、Wandsのほか、Staves、Rods、Batonsです。名称が違っても、14枚という基本構成は共通しています。ただし、人物札の名前や絵柄はデッキごとに変わることがあります。
ライダー・ウェイト・スミス版では、ワンドの札に葉のついた杖が繰り返し描かれます。編者のアーサー・エドワード・ウェイトは、この意匠を生命や活気と結び付けました。葉の数や向きは目で確かめられる図像上の事実です。そこへ生命力という意味を与える段階は、占術上の解釈に当たります。
現代の代表的な対応では、ワンドを火のエレメント、意欲、行動、創造と結び付けます。行動や火との配当は、後世の占術家が体系化したものです。採用する元素対応が異なるデッキもあるため、付属解説と実際の絵柄を基準にします。
占いでは、スート名に加えて、数字や人物札の役割、絵の中の動作、展開した位置を重ねます。エースなら始める力、5なら競争や衝突、10なら責任の重さが中心です。同じワンドでも状況は変わるので、仕事、予定、体力、周囲との役割分担まで具体的に整理すると、次の行動を選びやすくなります。