象徴
ペイル
ぺいる意味
ペイルは、紋章の盾の中央を、上端から下端まで通る縦帯です。帯の両側には地色が見えます。横帯のフェス、斜めの帯のベンドと同じく、形と位置で区別される紋章の基本図形の一つです。
解説
紋章では、帯や十字などの基本的な図形をオーディナリーと呼びます。ペイルもその一種で、地色と帯の色の組合せによって姿が変わります。たとえば青い盾に金色の縦帯を置けば、中央が金色、その左右が青という構成です。帯の上や両脇に、花や動物などの図柄を加えることもできます。
よく似た用語に、盾を縦に二分する「パー・ペイル」があります。こちらは一本の境界で左右の地色を分ける方法です。中央に帯を置くペイルとの違いは、色の境目をたどると捉えやすくなります。また、紋章を言葉で記述する際の「イン・ペイル」は、複数の図柄が縦一列に並ぶ配置を指します。
帯が何を象徴するかは、その紋章の由来によって変わります。カナダの自治体テイラーの紋章では、中央の白い縦帯がアラスカ・ハイウェイ、帯を横切る青い波形がピース川を表しています。これは地域の道路と川を図形へ置き換えた例です。ペイルの形を見分けた後に公式の由来を調べると、図形に込められた具体的な意味まで分かります。