占星術

地平線下半球

ちへいせんかはんきゅう

意味

地平線下半球は、特定の時刻と場所で、天体の高度が幾何学上の地平線より低くなる天球の半分です。出生図では、ASCとDSCを結ぶ地平線軸の下側として表します。

解説

ASCは黄道と東の地平線が交わる点、DSCは西側の交点です。両点を結ぶ軸より下で、ICを通る側が地平線下半球に当たります。四分円方式の出生図では、おおむね第1から第6ハウスに重なるのが目安です。ホールサイン方式ではASCとDSCが第1・第7ハウスの内部に置かれるため、ハウス番号だけに頼ると境界を誤る可能性があります。判定の基準は、地平線軸との位置関係です。天体の高度が負なら幾何学上は地平線下ですが、地平線近くの見え方は大気差や地形の影響で変わります。同じ瞬間でも観測地が違えば地平線との関係は変わり、地球の自転につれて天体は上半球と下半球の間を移動します。伝統占星術のセクトでは、太陽がこの半球にある出生図が夜のチャートです。現代占星術には、下半球への天体の集中を私生活や内面的な形成へ結び付ける読み方があります。この読み方は幾何学上の区分へ重ねる占術上の解釈で、天体の物理的な強さとは分けて考えます。