占星術
地平線
ちへいせん意味
地平線は、観測者の真上にある天頂から90度離れた方向を結ぶ、観測地点固有の天球上の大円です。天球を地平線上と地平線下に二分し、地平座標では高度0度の基準になります。
解説
開けた場所で空と地面が接して見える円周が、目で見える地平線です。実際の輪郭と天体が隠れる時刻は、山、建物、観測者の高さに左右されます。計算には地形を取り除いた基準面を使うため、二つの地平線の区別が必要です。
地平座標は、天体が地平線から上か下へ何度離れたかを高度角、地平線に沿った方向を方位角で表す方式です。高度の符号は位置を示し、正なら地平線上、負なら地平線下です。観測地と時刻が変われば高度と方位も変わり、0度付近の見え方には大気差の影響も加わります。たとえば日の出は、太陽の上端と大気差を考慮するため、太陽中心の幾何学的高度が約マイナス0.83度の時が基準です。
出生図のASC(アセンダント)は黄道と東側の地平線が交わる点、DSC(ディセンダント)は西側の交点です。この二点を結ぶ地平線軸が図を上下へ分け、太陽が上側にあれば昼のチャート、下側にあれば夜のチャートとなります。ASCとDSCの度数は出生地と出生時刻から決まり、途中のハウスカスプをどの方式で分けるかとは別の計算です。
地平線の上下と高度角は位置の情報です。天体が上半球に集まる配置を公的活動、下半球への集中を私生活へ結び付ける説明は、そこへ加える占術上の解釈に当たります。図を再現する時は、日時、緯度・経度、標高、地形や大気差を出没判定へ含めたかを記録します。