占星術

夏時間

なつじかん

意味

夏時間(デイライト・セービング・タイム、DST)は、ある期間だけ民間時計へ標準時と異なるUTCオフセットを適用する制度です。時計を一時間進める例が一般的ですが、採用地域、実施期間、変更幅は国と年代で変わります。

解説

出生図では、記録された現地時刻をUTCへ直す段階で夏時間が関係します。まず出生地と日付を地域名のある時刻帯データへ照合し、その日に有効だった標準時のオフセットと夏時間の変更幅を求めます。標準時がUTC+1の地域で一時間の夏時間が実施されていれば、期間中のオフセットはUTC+2です。この時の現地20時30分は18時30分UTCに換算されます。現在の時差や一律の一時間補正を過去の出生時刻へ当てはめると、別の瞬間を計算する原因になります。

制度の開始時に時計を進める地域では、文字盤に現れない時刻帯が生じます。終了時に時計を戻すと、同じ現地時刻が二度現れる場合もあります。切り替え付近の記録には、標準時か夏時間か、またはUTCオフセットの情報が必要です。区別できる資料が残っていない時は二つの換算候補を保持し、アセンダント、MC、ハウスが変わる範囲を示します。IANAの時刻帯データも1970年より前は地域によって確かさが異なるため、古い記録ほど現地の法令や当時の時刻資料を併せて調べます。夏時間は出生図を作る入力条件であり、算出した配置へ意味を与える段階は占術上の解釈です。