占星術

エッセンシャルデビリティ

えっせんしゃるでびりてぃ

意味

エッセンシャルデビリティは、伝統占星術で天体が入るサインと度数から判定する弱化条件の総称です。デトリメント、フォール、どの本質的品位も持たないペレグリンが主な項目に含まれます。

解説

デトリメントは天体のドミサイル、つまり本来の座の正反対、フォールは高揚サインの正反対から求めます。火星は牡牛座でデトリメント、太陽は天秤座でフォールに該当します。この二項目はサイン全体へ当てはまり、天体の正確な度数やハウスが変わっても同じ判定です。古典の表は太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星の七天体を対象にしています。

ペレグリンは、本来の座、高揚、三分性、ターム、フェイスのどの本質的品位も持たない度数に天体がある状態です。17世紀のウィリアム・リリーは、デトリメントをマイナス5、フォールをマイナス4、ペレグリンをマイナス5として配点表へ載せました。サイン全体で決まる前二項と異なり、ペレグリンはタームやフェイスまで調べるため、同じサイン内でも度数によって判定が変わります。この点数はリリーの手順に基づく技法上の尺度です。

逆行、速度低下、コンバスト、ハウス位置などから判定する弱化は、偶発的デビリティです。たとえば牡牛座の火星は本質的にはデトリメントでも、角ハウスにあれば出来事へ作用する力を偶発的に得る、という読み分けが生じます。そこへサイン支配星からのレセプション、アスペクト、昼夜区分を重ねると、天体が表す役割の検討が具体的になります。エッセンシャルデビリティはチャート上の配置を読む占術上の尺度です。人物の能力や現実の成否は、行動、技能、記録から評価する領域として分けます。