占星術
月食図
げっしょくず意味
月食図は、月食を起こす満月を基準に作る占星術チャートです。太陽と月の黄経差が180度となる望の時刻を使う方式と、地球の影への入り方が最大となる最大食時刻を使う方式があるため、採用した時刻と作図地点を記録します。
解説
月食は、満月の月が地球の影を通る現象です。天球上の月の通り道である白道は黄道に対して約5度傾いており、多くの満月は地球の影の北側か南側を進みます。太陽、地球、月が月の交点付近で並んだ時に月食となり、月が半影だけを通る半影食、本影へ一部入る部分食、全体が本影へ入る皆既食に分かれます。
作図では基準時刻を先に選びます。望は月の視黄経が太陽より180度先へ達する瞬間で、満月図としての太陽・月の度数を厳密にそろえる起点です。天文学上の最大食は、月が地球の影へ最も深く入る時刻を示し、Solar Fireのようにこの時刻から食図を作るソフトもあります。二つの時刻には数分の差が生じる場合があるため、UTC、時刻の種類、作図地点、ハウス方式を一組で残すと再計算できます。
公的な天文資料から確かめられるのは、半影食・部分食・皆既食の種類、各段階の時刻、食分、可視地域です。占星術では、太陽と月のサイン・度数、ノードへの近さ、作図地点ごとのASCとハウス、他天体とのアスペクトを象徴の手がかりにします。個人の感情、政治、災害、経済へ結び付ける読みは占術上の解釈です。出来事の有無と原因は、本人の記録、公的発表、統計、専門調査から判断します。