占星術

マレフィック

まれふぃっく

意味

マレフィックは、伝統西洋占星術で、困難、損失、分離を生じやすい性質へ分類された惑星です。主に土星と火星を指し、土星を大凶星、火星を小凶星と呼ぶ文献もあります。

解説

この分類は、古代の自然哲学に由来します。プトレマイオスは、温かさと湿り気を生命を育てる性質、冷たさと乾きを分離や破壊へ向かう性質と考え、過度に冷たい土星と、乾きの強い火星を破壊側へ置きました。これは占星術史上の説明で、天文学や実証科学とは分野が異なります。

個々のチャートでは、マレフィックという名称に加えて状態を重ねて判断します。プトレマイオスは、土星の冷たさを昼の暖かさ、火星の乾きを夜の湿り気で和らげる考えから、土星を昼、火星を夜のセクトへ割り当てました。サイン上のディグニティ、ハウス、アスペクト、逆行、太陽との位置関係、支配するハウスも条件です。自然マレフィックが配置や役割によって助けとなる場合を、偶発的に有益という意味でアクシデンタル・ベネフィックと呼ぶこともあります。

鑑定では、土星の象徴を期限の長さ、利用できる資源、規則、境界へ、火星の象徴を急な行動、切断、競争、衝突へ置き換え、相談内容と照合します。現実の危険を判断する材料は、現場の状況、本人の記録、公的情報、専門家の判断です。事故、病気、暴力などを配置だけで予告する用法は避けます。占星術上の読みは、休止する条件、連絡先、安全策を具体的に決めるための補助として位置付けます。