占星術

ベネフィック

べねふぃっく

意味

ベネフィックは、伝統占星術で有益な働きと結び付ける天体の分類です。通常は木星を大吉星、金星を小吉星と呼び、配置条件を合わせて作用を判断します。

解説

プトレマイオスは、温かさと湿り気を生命の維持へ結び付ける古代の自然哲学に基づき、木星と金星に加えて月も有益側へ数えました。後代の実務でベネフィックと呼ぶ時は、主に木星と金星の組です。評価には、サイン上のディグニティ、ハウス、アスペクト、逆行や太陽との位置関係、支配するハウスを合わせます。セクト上の所属は木星が昼、金星が夜です。出生図が昼か夜かは、各天体の状態を読む条件の一つになります。木星の拡大は成長や保護へつながる一方、配置によって過剰や見通しの甘さへ転じる可能性もあります。金星の結合と調和も、関係を整える場合から享楽や依存を強める場合まで幅がある性質です。実際に読む時は、どの天体が、どの条件で、何について働くのかを順に示すと、吉凶の一語に寄らない判断になります。これらは占星術上の象徴と歴史的な分類であり、天文学や実証科学の分類とは分野が異なります。