占星術
月の最終アスペクト
つきのさいしゅうあすぺくと意味
この辞典でいう月の最終アスペクトは、基準時刻の後から月が現在のサインを離れるまでに完成する対象アスペクトのうち、完成時刻が最も遅いものです。対象にする天体と角度を先に決めて求めます。
解説
たとえば基準時刻を10時、月の次のサインへの移動を18時とします。その間に月と水星のセクスタイルが12時20分、月と土星のスクエアが16時40分に完成するなら、最終アスペクトは土星とのスクエアです。火星とのオポジションが18時15分に完成する場合は、サイン移動後の接触として別に記録します。
完成とは、二天体の黄経差が採用したアスペクトの正確な角度へ達することです。完成時刻は二天体の運動から決まるため、オーブへ入った時刻と正確になる時刻を分け、月と相手天体の位置を同じ時刻で計算します。使用した天体暦、地心か地表中心か、トロピカルかサイデリアルか、時刻系も記録すると再計算できます。
英語圏のホラリーでは、Moon’s last aspectを「基準時刻より前に完成し、現在は分離中の直前のアスペクト」という意味で使う例もあります。これは未来区間の最後を指す、この辞典の「月の最終アスペクト」とは別です。過去の接触を調べる場合は直前の分離中、今後の順序を見る場合は月の次アスペクトと書き分けます。
対象アスペクトがサイン移動前に一つも完成しない時、それをボイドタイムとする現代的な判定があります。歴史資料には、オーブ内への適用や「すぐに次へ適用するか」を重く見る定義も残り、外惑星や感受点を数えるかでも結果は変わります。最終接触から検討できるのは占術上の展開です。現実の成否は、記録、行動、当事者の意思から確かめます。