占星術

月の近地点

つきのきんちてん

意味

月の近地点は、月が地球の周りを回る軌道のうち、地球に最も近づく地点です。月の軌道は完全な円ではないため、地球との距離は一周する間に変わり、最も遠い地点を月の遠地点と呼びます。

解説

月は約27日の軌道周期ごとに近地点と遠地点を通ります。ただし、太陽の重力などによって月の軌道が揺れるため、地球から近地点までの距離は毎回同じではありません。近地点にある月は遠地点にある月より見かけの直径が大きくなりますが、月の満ち欠けとは別の周期です。

満月の時期と近地点への接近が重なる現象は、一般にスーパームーンと呼ばれます。スーパームーンは正式な天文学用語ではありません。どこまで近ければ該当するかについて、厳密に統一された基準もありません。また、月は月相にかかわらず、軌道を一周するたびに近地点を通過します。

一部の占星術では、月の近地点をプリアップスと呼び、月の遠地点であるブラックムーン・リリスと関連づけて解釈します。ただし、近地点と遠地点の計算法には平均位置と瞬間的な位置があり、瞬間的な二点は常に正確な180度の対向になるとは限りません。占術上の意味も広く統一されていないため、使う場合は計算法と解釈の流派を明記する必要があります。