占星術
ハウス内天体
はうすないてんたい意味
ハウス内天体は、採用したハウスシステムで、十二の区画のいずれかに位置づけられた天体です。天体の種類とハウス番号を組にして、どの生活領域へその天体の象徴を結び付けるかを整理します。
解説
作図では、出生日時を世界時へ換算し、出生地の経度・緯度とハウスシステムから十二の区画の境界であるカスプを求め、天体の黄道上の位置を重ねてハウス番号とカスプからの距離を定めます。ここで得られるのは占星術用の図における配置で、天体の物理的な分類とは役割が異なります。
ホールサイン方式は、アセンダント(東の地平線と黄道の交点)があるサイン全体を第1ハウスとし、後続サインを一つずつ配る方法です。イコール方式はアセンダントの度数から30度ずつ、クオドラント方式は地平線と子午線の四つの角を基準に中間のカスプを定めるという違いがあります。境界付近の天体は方式の変更や出生時刻の修正によって隣のハウスへ移る場合があるため、カスプと天体の度数差が判定の揺れやすさを示す目安になります。
ハウスへの在住と、ハウスの支配は別の条件です。在住は天体がどのカスプ間にあるか、支配はカスプサインの支配星がどれかを示します。たとえば金星が第5ハウスに在住していても、金星がルーラーとなるハウスは第5かどうかとは別に、カスプが牡牛座または天秤座に入る区画です。
第5ハウスの金星という表示から確定できるのは、選んだ方式で金星が第5の区画に入ることまでです。金星の象徴を創作、子ども、楽しみなどの第5ハウスの主題と結ぶのは占術上の解釈に当たります。サイン上のディグニティ、アスペクト、ハウスルーラー、実際の生活状況を重ねると、その解釈の範囲を絞れます。
再現に必要な情報は、出生日時と出生地、標準時・夏時間の換算、黄道方式、ハウスシステム、天体とカスプの度数です。これらを一組で残すと、天体位置とハウス所属の計算、その後に加えた占術上の読みを分けて追えます。