占星術
ヨッドの頂点
よっどのちょうてん意味
ヨッドの頂点は、互いにセクスタイルを作る二天体から、二本のクインカンクスを受ける第三の天体です。ヨッドのV字形が集まる焦点に当たり、英語ではapexまたはfocal planetと呼ばれます。
解説
ヨッドの成立条件は、基底の二天体間が60度、各基底天体と頂点天体の間がそれぞれ150度に近いことです。各組の黄経差を別々に計算し、採用するオーブ(角度の許容幅)と照らし合わせます。三つとも許容幅に収まれば、一本のセクスタイルと二本のクインカンクスがつながるヨッドです。ソフトの線表示だけでは判定条件が分からないため、実際の黄経差とオーブも記録に残します。
頂点は、セクスタイルを作る二天体の遠い側の中点に近い位置です。たとえば基底が牡羊座0度と双子座0度なら、頂点候補は蠍座0度となり、双方から150度離れます。反対側の牡牛座0度は、頂点と向かい合う位置です。
チャートでは、頂点天体のサイン、ハウス、速度が判断の出発点です。それぞれの基底天体と頂点天体が示す機能を結び付けることで、調整が必要になる領域を具体化します。基底の二天体はセクスタイルでつながっており、この関係を調整の支えと読む解釈もあります。ただし、採用オーブや対象天体の範囲は流派によって異なるため、読みの前提となる条件の明記が必要です。
使命、運命、避けにくい転機といった意味は、現代占星術がヨッドへ与える象徴です。角度から確定できるのは三天体の幾何学的な関係までです。出来事を判断する際は、出生図全体、時期技法、本人の選択、実際の経過を別の判断材料に加えます。