占星術
エドモンド・ハレー
えどもんどはれー意味
エドモンド・ハレー(1656–1742)は、英国の天文学者です。1531年、1607年、1682年に現れた彗星を同じ天体と考え、1758年ごろに戻ると予測しました。この彗星が現在のハレー彗星です。
解説
ハレーはニュートンの運動法則と重力理論を使って過去の彗星の軌道を比較し、1705年に回帰を予告しました。本人は出現前に亡くなりましたが、彗星は1758年に再び観測され、翌年に太陽へ最も近づきました。別々の彗星に見えた記録を、周期的に戻る一つの天体として結び付けた最初の予測です。
彗星研究に先立つ1677年から1678年には、南大西洋のセントヘレナ島で南天を観測しました。その成果を1679年に刊行し、当時の欧州から見えにくかった南天の341個の恒星を星表にまとめています。
ハレーはニュートンへ研究の刊行を働きかけ、1687年の『プリンキピア』出版を支えました。1718年には古代の星表と当時の観測を比べ、一部の恒星が長い時間の中で位置を変える「固有運動」に気づきます。固有運動とは、恒星の見かけの位置が空の上で少しずつ変わる現象です。
彗星はかつて、予測できない一度限りの現象として凶兆と結び付けられることがありました。回帰予測の成功は、少なくともハレー彗星の出現時期を天体運動として計算できることを示します。彗星に吉凶の意味を与える文化上・占術上の解釈は、軌道計算から導かれた結論ではありません。