占星術

銀河中心

ぎんがちゅうしん

意味

銀河中心は、私たちの太陽系が属する天の川銀河の中心領域です。地球から見ると、いて座の方向、約2万6000光年先にあり、その中心には「いて座A*」と呼ばれる巨大ブラックホールが存在します。

解説

天の川銀河の中心方向には星間塵が多く、可視光だけでは奥を見通せません。塵を通り抜けやすい赤外線や電波によって中心付近を観測し、いて座A*の周囲を高速で回る恒星の軌道を調べた結果、その質量は太陽のおよそ400万倍と求められました。2022年には、イベント・ホライズン・テレスコープが周囲の光るガスと中央の暗い領域を電波で撮像しています。

天文学でいう銀河中心は、いて座A*や密集した恒星、ガスなどを含む領域です。星間塵が視界を遮るため、夜空の天の川がいて座付近で濃く見えても、中心そのものを肉眼で直接見ることはできません。

銀河中心を出生図へ取り入れる考え方は、20世紀半ば以降、一部の現代占星術に見られるものです。チャートでは、地球から見た銀河中心の方向を黄道座標へ換算し、主に黄経を補助的な感受点として参照します。この用法は古典占星術から一貫して受け継がれたものではありません。採用する場合は、基準とする元期と許容するオーブを明記して読む必要があります。