占星術
ガクルックス
がくるっくす 別名:Gacrux意味
ガクルックスは、みなみじゅうじ座γ星に付けられた固有名です。見かけの等級は約1.6で、南十字の上端に見える赤色巨星として、青白いほかの主星との色の差が目立ちます。
解説
スペクトル型はM3.5 IIIです。Mは表面温度が低く赤く見える恒星、IIIは主系列期を終えて大きく膨らんだ巨星であることを示します。南十字を作る四つの明るい星のうち、赤みが際立つ星です。
Gacruxという名は、Gamma Crucisを縮めて20世紀に作られました。国際天文学連合は2016年、この比較的新しい呼び名を正式な名称として採用しています。
南十字は、地球から見たときに十字形へ並んで見える星の集まりです。各恒星は空間上で一つの物理的な集団を作っているわけではありません。ガクルックスは、その並びの北側に位置します。
プトレマイオスの星表では、現在の南十字に当たる星々はケンタウルス座の一部でした。ガクルックスの赤い色と進化段階は天文学上の事実です。十字の上端に意味を見いだす読みは、後世の星座区分と象徴解釈を前提とします。