占星術
ハマル
はまる 別名:Hamal意味
ハマルは、おひつじ座α星に付けられた固有名で、この星座でもっとも明るく見える星です。見かけの等級は2.01。橙色に見えるK型巨星で、地球から約66光年離れています。
解説
スペクトル型はK2 IIIbで、中心部の水素を使い終え、主系列星より大きく明るくなった段階にあります。橙色という見え方と巨星という分類は、光を分析して得られる天文学上の特徴です。
Hamalという名は、アラビア語で「子羊」を表す言葉に由来します。もとは星座全体を指した名で、のちに牡羊の頭に位置するこの星へ使われるようになりました。国際天文学連合は2016年、Hamalをおひつじ座α星の固有名として承認しています。
おひつじ座と春分点の関係には、二つの基準があります。約2000年前、太陽は春分の日におひつじ座の星々の間に見えました。地球の自転軸がゆっくり向きを変えるため、現在の春分点はうお座の領域にあります。一方、トロピカル方式の牡羊座0度は、今も春分点を起点とする黄道上の座標です。
古典占星術では、プトレマイオスが牡羊の頭にある星々へ火星と土星の性質を配しました。これは古代の占星術書に記された象徴上の対応です。ハマルのK型という分類や約66光年という距離は、観測データに基づく天文学上の情報です。