占い

卜占

ぼくせん

意味

卜占は、現代日本で使われる占術分類の一つで、カードを引く、卦を立てる、くじを引くなど、その場で得た結果を問いに照らして解釈する方法です。出生情報から命式や出生図を作る命占とは、判断の手がかりが異なります。

解説

卜占では、まず何を知りたいかを定め、採用した方法の規則に沿って札、卦、目などを得るところから始まります。その後、出た記号と配置を記録し、象徴体系の意味を質問へ対応させるのが基本の手順です。同じ札や卦でも、問いと配置によって焦点が変わります。質問と抽出手順の記録があれば、後から判断の道筋を再確認できます。

タロットと易は、ともに卜占へ分類されることがあります。両者の起源と象徴体系は別です。易は陰爻と陽爻から成る卦とその文言を読み、タロットはカードの図像、数、スート、配置を手がかりにします。タロット自体は十五世紀の遊戯用カードとして成立し、占いとの結び付きが広まったのは十九世紀です。

命占、卜占、相占という三分類は、現代日本で占術を整理する実務的な分け方です。世界の占いには、これとは異なる分類もあります。キケロの『占いについて』は、観察と推論を用いる技術的な占いと、夢や恍惚に基づく自然的な占いを区別しました。この違いを踏まえ、卜占の結果は問いを検討するための解釈として位置付けます。実際の相談では、選択肢、期限、相手との合意を見直す材料にします。