占い

六十甲子

ろくじゅうこうし

意味

六十甲子は、甲子を先頭とする六十干支一巡の呼び名です。「甲子」だけなら配列の第一番を指し、「六十甲子」は六十組全体を指します。古い占書には、六十組ごとの吉凶を並べる章題としても使われました。

解説

六十甲子の配列は、六十干支と同じです。甲子から始まり、乙丑、丙寅と続き、六十番目の癸亥の次に甲子へ戻ります。名称は先頭の甲子を採って一巡全体を表したものです。現代の公的な暦解説では、「六十干支」または「十干十二支」という呼び方が使われています。

古い占書『東方朔秘伝置文』には、「六十甲子吉凶の事」という章題が見られます。六十甲子が、六十組別の占断をまとめる分類名として使われた例です。暦の配列そのものと、各組に付けた吉凶は別の情報に当たります。

史料や占書で甲子という語を見た時は、直前の語を手掛かりに範囲を確かめます。年や日の後に置かれた甲子は一組の干支です。一方、「六十甲子」という表題は一巡全体を表します。実際の日付は、干支紀年や干支紀日の規則で組を確定してから、採用する占術の解釈を重ねます。