象徴
色度
しきど 別名:chromaticity・クロマティシティ意味
色度とは、色刺激の三刺激値を比率へ換算し、刺激の色みを表す測色上の性質です。CIE XYZではx、y、zの色度座標を使い、三つの和が1になるため、通常はxとyの二つで色度を示します。
解説
CIE XYZの三刺激値をX、Y、Z、その合計をSとすると、色度座標はx=X/S、y=Y/S、z=Z/Sという比率です。Sが正のとき三座標の和は1となり、二座標が決まれば残る一つも定まります。この正規化によって三刺激値の比率が残り、刺激の量を表す大きさは座標から外れる仕組みです。
色度図は、色度座標で指定した色刺激を平面上の点として表す図です。CIE 1931 xy色度図では、横軸にx、縦軸にyを置く方法が一般的です。同じx、yをもつ二つの刺激でもYの値は異なり得るため、明るさに関わる量まで伝える場面ではx、y、YまたはX、Y、Zを用います。標準観測者、照明、測定方法も比較の前提です。
マクアダムは一九四二年、一定の輝度を保った二度視野の色合わせを一人の観察者で二万五千回以上行い、識別しやすさをCIE 1931色度図上へ楕円として示しました。楕円の大きさと向きは位置によって変わっています。したがって、xy図上の数値距離と見えの差の対応は一定でないことが分かります。色差の評価には、目的に合う色空間と色差式が必要です。
CIE XYZ表色系はX、Y、Zの三刺激値を算出する体系で、色度はそこから得た比率です。色差は二つの色の違いを数量化する指標、光源色は発光して見える領域の色を指します。カードや作品を読む際、色度は測定値を共有する技術情報として役立ちます。心理的な好みや象徴的な意味を考えるには、色名、素材、文化、場面という別の情報が必要です。