哲学・心理

焦点化技法

しょうてんかぎほう 別名:focusing process・面接の焦点化

意味

焦点化技法は、相談の中で取り上げる主題を、相談者と支援者が一緒に決める面接技法です。話したいことが複数ある時は、本人の希望、緊急性、利用できる時間を踏まえて順序を選びます。相談者の希望を起点に、双方が納得できる主題を定めることが大切です。

解説

動機づけ面接では、関係づくり、焦点化、変わりたい理由を引き出すこと、計画づくりという四つの過程を行き来します。その中の焦点化とは、相談者と支援者が互いの知識を持ち寄り、対話の目的を合意する過程です。候補となる話題が多い時は、一覧にして優先順位を考える「アジェンダ・マッピング」を使う場合もあります。アジェンダとは、その時間に話し合う項目のことです。

たとえば、相談者が仕事、家族、体調の悩みを同時に話した場合、最初に本人が今日整理したいことを尋ね、仕事が中心なら、応募するか、続けるか、辞めるかなど、判断したい点を絞ります。体調に医療上の心配がある時は、その相談先を案内したうえで、占いでは仕事の選択肢を整理することで合意します。話題を限定する目的は、相談者が必要な答えを持ち帰れるようにすることです。

心理療法には、ユージン・ジェンドリンが体系化した「フォーカシング」もあります。こちらは、胸や腹などに感じる、まだ言葉になっていない感覚へ注意を向ける方法です。このページで説明する焦点化技法は、面接の主題を合意する手順を指します。同じ「フォーカシング」という語が使われるため、資料を読む時は、身体感覚へ注意を向ける方法か、相談の主題を決める過程かを確かめると混同を避けられます。