哲学・心理

主訴

しゅそ

意味

主訴は、本人が受診や相談の理由として伝える、中心的な困り事です。医療や心理支援の場で用いられ、症状のつらさ、人間関係の悩み、相談を通して変えたいことなどを、本人の言葉から捉えます。

解説

たとえば「眠れないので相談したい」という訴えが主訴に当たります。その原因や必要な支援は、続く面談や診察で状況を聞きながら検討するものです。相談の入口で語られる困り事と、医療者が診察を踏まえて行う診断は区別します。

話がいくつかの悩みに広がった時は、今どのことを中心に相談したいか、聞き手が本人に尋ねます。そこから実際に困った場面や経緯をたどる方法が、具体化技法です。相談理由が分かると、話を聞いてほしいのか、利用できる制度を知りたいのかなど、本人が求める支援についても話し合えます。

占いの相談では、「転職するか迷っている」といった本人の相談理由を先に聞きます。タロットの解釈は、その後に検討する一つの見方です。カードから病名や不調の原因を判断することはできません。心身の不調については、医療機関など専門の相談先を案内します。