哲学・心理
二元論
にげんろん意味
二元論は、ある領域を互いに還元できない二種類の実在や性質から説明する哲学上の立場です。心身二元論では、心的なものと物理的なものを根本的に異なるものと捉えます。日常的な二分法より意味が限定されています。
解説
実体二元論は、心と身体を異なる種類の実体と考えます。性質二元論は、物理的な実体を前提にしつつ、意識などの心的性質を物理的性質へ還元できないとする立場です。何を二種類と数えるかによって、同じ二元論という語でも主張が変わります。
デカルトは、心の本質を思考、物体の本質を空間的な延長として区別しました。ここから生じる中心的な疑問は、空間を占めない心が身体を動かし、身体の変化が感覚を生む仕組みです。エリーザベト・フォン・デア・プファルツは書簡でこの相互作用を問い、心身二元論の難点を明確にしました。
陰陽は、陰と陽が関係の中で移り変わり、互いを成り立たせる中国思想の体系です。心と身体を別種の実体とする議論とは、二項の関係と問いの立て方が異なります。善と悪、精神と物質などの対を見つけた時も、思想ごとの定義を先に確かめます。
占いの正位置と逆位置、光と影は、意味を整理する対の分類です。これらを哲学上の二元論と呼ぶには、二者を根本的な実在や性質とみなす前提が要ります。実占では、対立だけを強めず、両方が現れる条件と移行のきっかけを具体的にします。