占星術
エグザルテーション
えぐざるてーしょん意味
エグザルテーション(高揚)は、天体が特定のサインに入ると高い品位を得るとする、伝統占星術の分類です。天体が自ら支配するサインに入るドミサイルとは、別のエッセンシャルディグニティです。
解説
伝統的な七天体では、太陽は牡羊座、月は牡牛座、水星は乙女座、金星は魚座、火星は山羊座、木星は蟹座、土星は天秤座で高揚します。天王星、海王星、冥王星の高揚サインには広く共有された対応がないため、伝統的な判定では七天体を用います。
プトレマイオスは『テトラビブロス』第1巻19章で、季節、天体の性質、太陽からの位置関係などをもとに、七天体の高揚サインを説明しました。後世の品位表には、太陽なら牡羊座の第19度(18度台)、月なら牡牛座の第3度(2度台)という高揚度数も記されています。高揚という品位はサイン全体に当てはまり、特定の度数はその中でとくに強調される位置です。度数の数え方や採用する表は、伝統によって差があります。
占術上は、その天体が表す役割や資質が尊重され、力を発揮しやすい状態と解釈します。ただし、何をしても良い結果になる配置や、人格の優劣を表す評価ではありません。自分の領域を管理するドミサイルに対し、高揚はそのサインで厚く遇される状態にたとえられます。実際の判断では、サインの支配星とのレセプション、アスペクト、ハウス、昼夜区分、速度なども合わせます。