占い
山火賁
さんかひ意味
山火賁は、中国の古典『易経』の第22卦で、身なりや礼儀など、外に表す形を整えることを象徴します。「賁(ひ)」は飾るという意味で、占いでは内容と見せ方の釣り合いを考える卦です。
解説
卦(か)は、一本につながった陽の線と中央が切れた陰の線を、六本重ねた図形です。山火賁では、上の三本が山を象徴する艮(ごん)、下の三本が火を象徴する離(り)に当たります。
卦を解説する『象伝』(しょうでん)は、山のふもとに火がある姿を示しています。火が山を照らす様子を、物の姿を明らかにすることへ重ねた象徴です。卦全体の文である卦辞(かじ)は、飾りを整えて進む利点を限られたものとしています。
各線に付く爻辞(こうじ)には、足元やひげ、白い装いなどの姿が登場します。最上段の線に付くのは、白を用いた簡素な飾りをよしとする言葉です。装いを重ねた先に、素朴さへ戻る意味もあると解釈されてきました。
『象伝』は政務を明らかにする一方、裁判の決着には慎重な姿勢を示します。見せ方の良さと、判断の根拠を分けるための注意です。現代の仕事へ応用するなら、資料の体裁を整えるとともに、説明を支える事実や数値も確かめます。たとえば提案書なら、見出しや図を整理した後、費用や納期が実情に合っているかを点検する方法があります。