占星術
IC
あいしー 別名:Imum Coeli意味
ICは、ラテン語Imum Coeli(下方の天空)の略で、ある時刻・場所において黄道と子午線が地平線の下側で交わる点です。MCと正反対に位置し、出生図では家、祖先、私生活の基盤と結び付けて解釈されます。
解説
黄道は太陽が一年かけて通るように見える道、子午線は観測者の天頂と天底を通る南北方向の大円です。二つの円が地平線の下側で交わる黄道上の度数がICで、上側の交点がMCになります。天底は観測者の真下にあたる天球上の点です。黄道上の交点であるICとは定義が分かれるため、チャート上の低い位置という見た目だけで同一視すると座標を取り違えます。
プラシーダスなどの四分円方式では、ICが第4ハウスの始点です。イコールハウスを使うと、第4ハウスの始点とは別の位置にICが置かれ、ハウスの内側へ入る場合があります。どちらの方式でもICとMCの度数は一つの軸として保たれます。方式によって変わるのは、ICが属するハウスの位置です。チャートを読む際は、ICの度数と第4ハウスの始点を分けて見ると、両者の関係を把握しやすくなります。
ウィリアム・リリーの1647年刊『Christian Astrology』は、第4ハウスに両親、土地、建物、相続財産、地中に隠れた物を配当しました。現代占星術では、そこへ家庭、幼少期の記憶、外から見えにくい私生活といった読みも重ねます。これらは第4ハウスとICへ与えられた占術上の意味です。天文学的に確かめられる交点の位置と、出生図から読む家族関係や安心感は、情報の種類を分けて考えます。